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島スライダー

チームを牽引できるように成長したい

Professional
2018/11/19
インタビュー
  • 118
グーグル合同会社 広告営業本部 新規顧客開発部 ビジネスデベロップメントコンサルタント
島卓也
(体育専門学群 2007年入学)

小学生の時に始めたサッカーを中心に、人生の挫折や気付き、感動といった、心が激しく揺さぶられる数々の経験をしてきた。なかでも大学時代の恩師との出会いは、現在、社会人として活躍する上で大きな指針になっている。転んでも、転んでも前を向いて進む、その心の支えになっているものとは一体何か?

4年間、理想と現実とのギャップに悩んだ

筑波大を目指した理由を教えて頂けますか?

小学2年で始めたサッカーが、大学進学に大きく関わっています。まず小学生の時に入った千葉県の“なのはな”というチームが全国大会出場も狙えるレベルだったこともあり、実力もかなり上がりました。

中学進学を考えた際、サッカーの強豪クラブチームにいくか、公立校に進んで自分が中心になってプレーするかを考えて、後者を選ぶことにしました。

チームを引っ張っていこうと

はい。自分が中心に立ってチームを率いたい、リーダーシップを発揮したいと意気込んでいたのですが、結局、中学校〜高校とうまくいかずに試合でも結果を出すことができませんでした。

そんな経験があり、高校3年で不完全燃焼のような気持ちを抱く中、筑波大の体専出身の体育の先生に勧められたこともあり、筑波大を目指すことにしました。

サッカーを辞めようではなく、続けようと思ったのはなぜでしょう?

それまでサッカーしかやってこなかった人生だったので、このままサッカーを嫌いになってしまうと自分を否定しているような気分になって。いつか高校教師になってサッカーを教えたいとも思っていたので、もう少し続けてみようと思いました。

島002

筑波大に一般、現役で入学。サッカー部はいかがでしたか。

中高では一番サッカーがうまいポジションだったのが、大学に入ったら全然そうではなくてカルチャーショックを受けました。プレーの面だけでなく、ずっとムードメーカー的存在だった自分が、大学ではもっと面白い人がたくさんいて、盛り上げ役ではなく人についていく側に回ったことも初めての経験でしたね。

そういった環境に身を置いて、どんな気持ちに?

自分が持っていない、飛び抜けた才能を持っている仲間を目の当たりにして、サポートする立場を懸命にこなしながらも、「自分がこうありたい」と願っていたところとのギャップがあり続けた4年間でした。迷い、もがきながらの4年間でした。

サポートというのはどんなことを?

1年の頃はリフレ係といって、トップチームの選手にドリンクを作ったり、氷を作ったりするサポート活動を担当しました。地元の少年サッカーへの指導にも力を入れていました。

研究室では何を学びましたか?

レジャー論研究室の仲澤眞先生のもとで、スポーツマネジメントについて学びました。その頃、将来はJリーグのクラブで働きたいという思いがあったので、そのための勉強をしておこうと。

教員ではなく、サッカークラブで働く目標を持つようになったのですね。

高校の頃は、ずっとサッカーに関わり続けるなら教員しかないだろうと、それ以外の選択肢を知らなかったので教員を目指していましたが、大学に入って、サッカー関連の仕事にはトレーナーや協会で働くなど様々な道があることを知って、サッカークラブで働きたいと思うようになりました。

でも今考えると、自分でその目標を定めたというよりは、そういう道があると先輩から教えてもらったことで、教員とサッカー関連の仕事の二つを意識していた程度で、特に本気で目指していたわけではなかったと思います。

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就職活動について教えて下さい。

大学3年での就職活動は、自分が何をしたいのかが分からないまま始めたので、結局すぐに活動を辞めてしまいました。その後、一年間留年をして自分の将来についてよく考えた時に、当時、筑波大のサッカー部で監督をされていた風間八宏さん(現 名古屋グランパスエイト監督)のように自分の考えを分解して、周囲に伝播できる人になりたいと考えるようになりました。当時は「もっと周りを巻き込んでいける人になりたい」という漠然とした想いでしたが、改めて就職活動をして三井不動産に入りました。

大企業で社員が多くいる中で、やりたいことは実現したのでしょうか?

思い描いていたものよりずっと楽しかったです。不動産デベロッパーという自分が考えたことが目に見えて形になっていくことにやりがいを感じましたし、自分に足りないところがあると「それは違う」としっかりフィードバックしてくれる優秀な人が周りにたくさんいて。在籍していた5年半の間に人として成長できた実感があります。

どんな仕事をされていたのですか。

ビルの売買や、新規事業の開発でカフェを作るための全体のプランニングなどをしていました。

充実していたにもかかわらず、2017年に今の会社に転職された理由は?

社会人として、改めて自分が将来どうなりたいかを考えた結果です。

これは風間さんのサッカーの指導に触れる中で、初めてチーム力ではなく個の技術力に向き合えた結果、サッカーが改めて好きになれたことが影響しています。僕は“0→1(ゼロイチ)”と呼んでいるのですが、まず自分自身が0から1を生み出せる、明確な哲学を持ったビジネスマンになることが仕事を楽しむうえでも大事だと感じました。ただがむしゃらにゴールを目指すのではなく、まずは自分自身と向き合って自分が何ができるのか、何をすべきなのかを明確にしてから行動を起こさないと、一回の社会人人生を楽しみきれないのではないかと。

島001

そういった思いで転職をされたのですね。

実は転職までは考えていなかったんですが、性格的に、自分がこうありたいと思っていることと現状のギャップに、まあいいやとは割り切れないので。「本当にこのままでいいのか」という迷いをずっと抱えていた時に、グーグルに勤めている方に僕の考えをお話する機会があって。

グーグルは、筑波大で風間さんから教えて頂いたのと同じように、個人にとことん向き合う、そういった会社だと知って転職を決意しました。

「三軍キャラはやめよう」と核心をつかれた

現在のお仕事について教えて下さい。

グーグルというと、全員がエンジニアのようなイメージがあるかもしれませんが、私は営業として、お客様にグーグルの広告製品を用いた経営課題の解決に関するコンサルをしています。

お客様と解決すべき課題をつくりあげさせて頂くところから一緒に考える、それが仕事の9割といえるほど要となっています。

転職をされて、何が一番変わりましたか?

以前は「これをやらなきゃいけない」というタスクをこなすことも多かったのですが、今は個人個人がそれぞれの能力を高めることで、その延長線上にチームの勝利があるといったような、筑波大蹴球部のやり方と同じような充実感を感じています。

個人のやるべきことに集中できると、どういう風にしたらもっといい商談にできるか、じっくりと事前に戦略を考えることができるんですよね。以前は営業をしてもヒアリングに終始してしまうことが多かったですから。

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今が充実しているのですね。

人生を振り返るとずっと周りに流されがちでしたが、今は生まれて初めて、全部自分で決めている気がしますね。お客さんとの商談の仕方も、1日のスケジュールも、今後自分がどういうキャリアを進むのか、など。それが以前とは大きく変わった点だと思います。

もちろん今も失敗が多くて、迷いや悩みも多いんですよ。ただ、自分が5年後10年後にどうなっていたいかが明確だと、とりあえず一歩でもいいから、その目標に向かって進もうと思える。こんな風にポジティブに考えられるようになったのは、筑波大での4年間の経験が大きいです。

どうして、そのような考え方に至ったのでしょうか?

筑波大にはトップで活躍している人がたくさんいますよね。秀でた才能を持っている人や、僕が持っていない強みや良さを見せつけられると、人って「認めない」ではなく「感動せざるを得ない」んです。だからこそ挫折感を味わっても、前を向いて進むことができたのだと思いますし、あの経験が僕の社会人としてのベースになっています。

今後、目指すところは?

筑波大時代、風間さんのもとで学んだ「こうすればサッカーはうまくなる」「組織は強くなる」という哲学を、自分なりにビジネスの面で持ちたいです。そして、その先にチームの勝利もあるといったような。

チームビルディングのようなことですね。

はい、そこを自分のコアにしたいです。そして自分なりの経験、考えを周囲に伝えていきたいです。

その目標に向かって、実践していることはありますか?

社会人になってからずっと、1年単位で自分のことを振り返る作業をしていたのですが、今の会社に入ってから、まず四半期で振り返るようになり、今は一週間単位で「自分が今週やろうと思ったことをきちんとやれたか」「5年後にこうなっていたいという目標に対して、できたことはあったか」「何か新しい挑戦したか」といった具合に、振り返るようにしています。

自分に向き合うことを徹底しているのですね。

仕事において、もう1つ心がけていることがあります。それは周りの上司や同僚と、心と心でぶつかり合うコミュニケーションをとることです。大学時代、蹴球部のトップチームの人たちに対して壁を作ってしまったがために、自分の意見をぶつけられず、心と心でぶつかるような裸のコミュニケーションがとれなかったことを悔やんでいるので。

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トップチームの人に対して、なぜ壁があったのでしょうか?

中高で自分が自信をもってやってきたサッカーにおいて、圧倒的な実力を持った人たちを目の当たりにすると言いたいことが言えなかった、というのは一軍に入れなかった選手なら、誰もが経験することだと思います。

今思えばもったいないことをしたなと……、そう考えるようになったのは今の会社のマネージャーに「島くん、三軍キャラをやめよう」と核心をつく言葉を投げかけられたのがきっかけでした。

そういった個人的な指摘をされる環境があるのですね。

うちの会社では一週間に一回“1:1”といって、マネージャーと一対一の面談があるんです。その時間で、私の場合は一週間やってきたことと、やろうと思っていることを発言してフィードバックもらう。

そういった自分自身に向き合う時間を持つことと、そこに客観的な視点が入ることは、とても大事だと感じます。

三軍キャラは脱出できそうですか?

今はまだ今の会社で「一軍です」とは胸を張って言えませんが、いつか様々な世界でプロフェッショナルになっている筑波大の仲間に会った時、変な心のつっかえなく話せるようになっているといいですね。この世界で一流になれるよう頑張りたいです。

あなたの“つくばウェイ”とは?

迷いながらもつまずきながらも、ちゃんと前を向こうとすること。

現役大学生や筑波大を目指す人に一言!

トップを目指す人たちが集まる筑波大に身を置くと、「自分はなんてダメな人間なんだ」と思うこともあるかもしれません。でも、それは自分がこうありたいと思えているからこそ、生まれているモヤモヤ感。あまり考え過ぎず、目の前のできることをやったら良い方向にいくのではないでしょうか。

島卓也さんが所属する
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プロフィール
島プロフィール
島卓也(しまたくや)
1988年千葉県千葉市生まれ。小学校2年でサッカーを始める。筑波大学蹴球部での恩師、風間八宏さんとの出会いにより、自身のサッカー観が大きく変化し、その後のキャリア選択にも影響を与えている。新卒で大手ディベロッパーに就職し、5年半在籍。仕事の楽しさを学ぶ。その後、グーグル合同会社に転職。現在ビジネスデベロップメントコンサルタントとして活躍中。
基本情報
所属:Google合同会社
役職:広告営業本部 新規顧客開発部 ビジネスデベロップメントコンサルタント
出生年:1988年
血液型:O型
出身地:千葉県千葉市
出身高校:千葉県立船橋高等学校
出身大学:筑波大学 体育専門学群
所属団体、肩書き等
  • つくばボンバイエ(筑波大学蹴球部OBチーム)
筑波関連
学部:体育専門学群
研究室:レジャー論研究室
部活動:蹴球部
住んでいた場所:天久保4丁目
行きつけのお店:コスモス
プライベート
ニックネーム:しま
趣味:サーフィン
特技:幹事業
尊敬する人:風間八宏さん
年間読書数:30冊程度
心に残った本:スラムダンク
心に残った映画:ショーシャンクの空に
好きなマンガ:キングダム
好きなスポーツ:サッカー、サーフィン
好きな食べ物:筑前煮
嫌いな食べ物:パクチー
訪れた国:10カ国
大切な習慣:早起き
口癖は?:なるほどですね!
座右の銘
  • 一所懸命

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